エネルギーの安定供給と脱炭素化を通じて街の価値向上に貢献します。
みなとみらい21熱供給は、1986年10月、地域冷暖房システムによる効率的なエネルギー供給によって街の環境性を向上し、みなとみらい21地区の安全で快適な都市づくりに貢献することを目的に設立されました。以来30年以上(※1)にわたり、街の成長と共に、良質で低廉な熱の安定供給に努め、現在では、単一区域として日本最大の販売熱量と供給床面積を有する地域熱供給区域(※2)となっています。
みなとみらい21熱供給では、都市を支えるエネルギーインフラ会社として、企業理念に「エネルギーの供給を通じた街の価値向上への貢献」を掲げ、日々、事業基盤の強化と新たな価値の創造に取り組んでいます。「2030ビジョン」では、2030年までに会社が目指すべき姿と、実現のための戦略課題を示し、「非常時を含めた安定供給の維持」や「地区の環境価値への貢献」といったテーマに対し、全社一丸となって取組を推進しています。
昨今、グローバルリスクとして気候変動緩和策がクローズアップされ、エネルギーの低・脱炭素化等、地球温暖化対策へのニーズが急速に高まっています。また、東日本大震災以降は、エリアの防災性能向上など災害時に都市に求められる役割も大きくなっています。
みなとみらい21熱供給は、国の脱炭素先行地域に指定されたみなとみらい地区の取組に貢献するため、2030年に熱の製造に係る電力使用に伴う二酸化炭素排出量をゼロにするなど、エネルギーの脱炭素化へ向けた様々な施策を実施していくとともに、引き続き、熱の安定供給の継続とBCP対策の強化に取り組み、街の発展を支え、街とともに歩み続けてまいります。
※1 2023年11月、みなとみらい21事業着工から40周年を迎える。 ※2 2024年4月現在、68件のお客様に供給。 代表取締役社長 藥師寺 えり子